🤭 前 さき の世 にも、 御契り や深かり けむ、 前(さき)の世=前世 御契り=名詞、約束、ご縁 や=疑問の係助詞。 いつ はやく(会いたい)と待ち遠しくお思いになって、(桐壺の更衣たちを)急いで参内させてご覧になると、めったにない(ほど美しい)子どものご容貌である。 作者からの敬意。
16「積もりにや」の係助詞「や」が係る結びの語。
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🌏 動作の対象(参上された人)である桐壷帝を敬っている。 動作の主体である女御・更衣を敬っている。
16べき=当然の助動詞「べし」の連体形、接続は終止形。 。
係助詞「や」を受けて連体形になっている。
😂 動作の主体(お仕えさせる人)である桐壷帝を敬っている。 給ふ=補助動詞ハ行四段「給ふ」の終止形、尊敬語。
かいがない、無益だ、どうしようもない。 お仕えする、(貴人の)お側にお仕えする。
儲け=設けること、準備のことであり、次期皇位の予定者ということである もてかしづき=カ行四段動詞「もてかしづく」の連用形、「もて」は接頭語なので気にする必要はない かしづく=カ行四段動詞、大切にする、大切に養い育てる、大切にお世話する 聞こゆれ=補助動詞ヤ行下二「聞こゆ」の已然形、謙譲語。
😅 誰だろう? ヒント:「この皇子の」の「の」は主格の格助詞で、「~が」と訳すんだよ。 「誰から」は、もういいね、同じ条件。
誰が思い疑っていると言ってる? 以上のガイダンスで、自力でやれるところまでやって、「これで合ってますか?」っていう質問を上げたら、それを添削はしてあげるよ。
源氏元服。
⚡ コメント 身分や世間的なポジションでは勝ってるけど。 登場人物がごちゃごちゃし 浴衣の老舗ブランド「源氏物語」は東京都日本橋にある堀井株式会社によって誕生した浴衣ブランドです。
源氏物語、私も授業で散々やりましたよ。 疑いもなく皇太子(=次期天皇候補)だと世間では大切にし申し上げているけれども、 この 御にほひには、並び 給ふ べくもあら ざり けれ ば、 御にほひ=名詞、色が美しく映えること、艶のある美しさ。
おやすみになる 過ぐし=サ行四段動詞「過ぐす」の連用形、過ごす やがて=副詞、すぐに。
👍 「思う」の尊敬語。 言ふかひなう ものし 給ふ かな。
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このように、 謙譲語で動作を「される」人物への敬意を、 尊敬語で動作を「する」人物への敬意を、 同時に表わす用法を、「二方面に対する敬語」というよ。
💔 「 唐土 もろこし にも、かかる事の起こり からこそ、世の中が乱れ悪くなったのだ。 朝夕の宮仕えにつけても、周りの人の心を動かしてばかりいて、恨みを受けるのが積み重なったのであったのだろうか、 いと あつしくなりゆき、 物心細げに 里がちなるを、 あつしく=シク活用の形容詞「篤し(あつし)」の連用形、病気が重い、危篤の状態だ 物心細げに=ナリ活用の形容動詞「物心細げなり」の連用形、なんとなく心細い、頼りなく不安である 里がちなる=ナリ活用の形容動詞「里がちなり」の連体形、実家に帰っていることの多い様子、直後に「こと」が省略されているため連体形になっている。 「つらつき」から「ぞかし。
お仕え申し上げる、お仕えする。
一 第一皇子は、右大臣の女御の生みなさった子で、後見人の勢力があり、疑いようのなく皇太后になられる方と、世間で大切にし申し の皇子は、右大臣の女御の御腹にて、寄せ重く、疑ひなき 儲 まう けの君と、世にもてかしづき聞 上げていたが、(その第一皇子は)この皇子(=光源氏)の美しさには及びなさるはずもなかったので、ほとんどの格別な思い こゆれど、この御匂ひには並び給ふべくもあらざりければ、おほかたのやむごとなき御思ひ で、この皇子(=光源氏)を、自分の大事ものとお思いになって大切にお育てになることが限りない。
😅 」までの文章です。
15いつの帝の頃だったでしょうか。 高校の古文の授業で『源氏物語』光源氏の誕生 桐壺 をやっていますが、新型インフルエンザの影響でしばらく学校を休んでおり、予習も全くしておりませんでした。
【登場人物】 桐壷帝(帝) 桐壷の更衣 桐壷の更衣の父である大納言 その大納言の北の方(=その大納言の妻=桐壷の更衣の母) 清らなる玉の男御子・この君(=光源氏) 右大臣の女御(=弘徽殿の女御) 右大臣の女御の御腹・一の御子(=第一皇子=朱雀院=光源氏の腹違いの兄) 続きはこちら. なかでも、予備校の古文講師などには、そういうおかしな敬語の読み方しかできない気の毒な人が多いので、気をつけてもらえればと思います。