🤙 デイジーが退院しました。 映画が公開された当時の日本では17歳前後の少年が加害者になった凶悪犯罪が相次いで発生していました。
13退院時、スザンナは彼女たちを「大切な友達だった」と振り返ります。
自殺未遂で入院したスザンナは「境界性人格障害」と診断され、その後アンジェリーナ・ジョリー演じるリサら女子病棟の患者たちと交流を深めていきます。
🚀 「境界性人格障害」とは、若い女性に多いと言われる「自己像や情緒不安定、自傷行為(リストカットなど)、希死念慮」を主症状とする疾患です。
9この映画はが原作に惚れ込み映画化権を買い取って製作総指揮も兼任した作品であるが、当時新人であったの方がそのエキセントリックな役柄から注目され、ウィノナ・ライダー自身はまったく注目されなかった。 彼女は万引き報道などでゴシップ欄を騒がせていたから「不安定さ」を持ち得ていることは本当なのでしょう。
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😄 そこでで突き付けられたのは、 「いるか?出るか?」 「正常か異常か?」 「自分の弱点をどうするか?それは弱点か?」 といった、スザンナ自身が引き裂かれている相反する2つの感情でした。 作中でスザンナがカウンセリング受けてる時に「女は何人からが淫乱?それじゃ男は」と問答しているのが面白い考えだなっと思いました。
18彼女が恵まれていた点は病院の仲間を観察し、自己を客観的に見つめる機会を得たところです。
書き留めなさい。
☺ やがてリサや他の患者との全面対決に至るが、その出来事によってスザンナは「リサはここ(精神科病院)でしか生きられないからこれだけ強気な行動に出られるのだ」と気づき、自分は社会復帰を目指さなくてはならないと決意し、退院したところで映画は幕を閉じる。 それでも、主人公が自分の向き合い、薬物療法や心理療法を行いながら退院するその姿は、精神科で働くナースとして知っておきたい、患者さんの心理を理解する上で大いに役立ちました。 その意味で、病棟の患者たちはスザンナの自立を手助けしてくれたとも言えます。
まず、元々原作者の実体験をもとにしているだけあって精神病院の入院患者たちや主人公のスザンナの精神的な描写がリアルです。
リサは相変わらずデイジーに「治ったんじゃなくて見放されたんだよ」、「父親と関係を持っていることはみんな知っているよ」ときついことばかり言いました。
💢 みんな世間では受け入れられなかった人達かもしれないけど、主人公スザンナも段々と受け入れ友情を気付いていく。
2精神疾患であることを誇るようなリサの態度にスザンナは惹かれていきました。
みんな上手く生きられないけれど、異常なんじゃない、揺れが大きいだけ そうなんです。
☭ スザンナに向かって、「あんた誰?ジェイミーは?」と食ってかかり大暴れです。 荒れるスザンナを水風呂に放り込み、「あなたは怠け者でわがまま、自分を壊したがっている子どもだ」と言われ、悔しくて「あなたは何様?たかが看護師でしょう」と差別的な発言まで返します。 リサは精神病棟で自己中心的な振舞をし他の患者や時には看護婦にも支配的な態度を見せ、且つ脱走を繰り返したり、自由な振舞いで他人を翻弄する反社会的な側面がありました。
9スザンナやこの映画はそういう人を「受け入れるよ」「それでいいんだよ」と包み込んでくれるような優しさがあります。 アンジェリーナ・ジョリーのぶっ飛んだ演技は真実味に溢れており、「この人は若いころから天才だったんだなあ」と思わされました。
キャスト [ ] 役名 俳優 日本語吹替 スザンナ・ケイセン リサ・ロウ ジョージーナ・タスキン デイジー・ランドン ポリー・クラーク ジャネット・ウェバー アンジェラ・ベティス シンシア・クロウリー ジリアン・アルメナンテ ジョン トラヴィス・ファイン クランブル医師 メルヴィン・ポッツ医師 アネット・ケイセン カール・ケイセン レイ・ベイカー トビー・ジェイコブス ソニア・ウィック医師 ヴァレリー・オーウェンス ギルクレスト教授 ブルース・アルトマン バーバラ・ギルクレスト ボニー・ギルクレスト テレサ・マカリアン ロビン・レック トニー 音楽 [ ] 主な挿入曲は以下のとおり。