トシ ヨシハラ。 【紅い南シナ海(番外編)】中国海洋戦略専門家のトシ・ヨシハラ氏「軍事拠点化は国際秩序への挑戦」「前線国家との連携強化を」 (2/2ページ)

☣ だから慎重になる。

海軍大学教授として10年以上にわたり戦略論を教えた。

😊 ジャンルでさがす• 2020年5月、上級研究員のトシ・ヨシハラ博士は、中国が日本の海軍力(海上自衛隊の意味であるが「海軍」と記述する)をどう評価しているか、中国側の立場に立って調査・研究した興味深いレポート「中国の日本の海軍力観」を発表した。

中国は、物理的・非物理な手段を駆使し、いずれ尖閣諸島を占領する• 中国海軍は、非対称なゲリラ戦略を採り、遠征能力を有した外洋海軍となって、縦深防御の作戦を採ろうとしている。

⚠ よって自衛隊が負けることはない」と言われるが、実際のところはどうなのか? 陸上自衛隊で陸将まで務め、退官後、富士通システム統合研究所安全保障研究所で人民解放軍の研究を積み重ね、世界屈指の識者となっている著者が、その情報のすべてを集積~分析! 現実はどうなのか? その全貌が浮き彫りになる。 対照的に日本の海軍は回復不能なほど能力が低下した」と中国、日本の情勢分析を紹介している。 目次 第一章 トシ・ヨシハラ論文の衝撃 第二章 トシ・ヨシハラ論文に対する分析・評価 第三章 中国の核戦力と核電磁波パルスの脅威 第四章 航空戦力の比較 第五章 宇宙戦戦力の比較 第六章 サイバー戦能力の比較 第七章 AIの軍事利用 第八章 日中戦力比較の総括と日本の安全保障への提言 元富士通システム統合研究所安全保障研究所長、元ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー、元陸上自衛隊東部方面総監。

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)」を発表している。

😔 米欧のアナリストは、中国海軍が現在、約400隻の水上艦艇と潜水艦を保有すると指摘。 2019年4月に中国で行われた海軍創設70周年を記念した国際観艦式で初公開されたアジア最大級の駆逐艦、中国版イージス艦055型駆逐艦「南昌」をはじめ、空母「遼寧」「山東」の登場、原子力潜水艦増勢などその増強ぶりは顕在化してきている。 レポートの構成は、「全般総括」、1章:「序論」、2章:「海軍力の不均衡」、3章:「海軍建造競争の源」、4章:「海軍バランスについての中国の評価」、5章:「同盟戦略への影響」、6章:「結論」となっており、内容は、現状の中国海軍の優位性、地理的、歴史的海軍建造の背景、海自と米軍との軍事同盟の能力分析など多岐にわたっており、米国本国の研究家をはじめ中国の学者等の証言など聴取してレポートを完成させている。

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Holmes and Toshi Yoshihara, Chinese Naval Strategy in the Twenty-first Century: The Turn to Mahan Routledge, 2008 【米海軍作戦部長指定図書】 米海軍士官は、よく本を読んでいます。 にわかには信じがたい話だが、実は米国ではそういった事態を想定したレポートがすでに発表されているのだともいう。

☘ 米軍は依然として介入せず、米軍の偵察機が嘉手納基地に戻る。 中国の異常行為も"正常"ものとして受け入れ、現状を追認するかもしれない。 さらに、歴代の米政権は米中関係の円滑化を図るため南シナ海問題を他の懸案から「区分化」させる傾向にあったことが現在の事態を招いたとの考えを示し、「台湾やチベット、人権、貿易など、中国が挑まれるのを避けたがる問題を南シナ海問題とリンクさせて中国に圧力をかけるべきだ」と強調した。

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ヨシハラと長年の友人で多くの本や論文の共著者であるジェームズ・ホームズは、ヨシハラ論文を分析した論考 *3を外交ウエブサイト「ナショナル・インタレスト」に発表し、以下のように記述しているが、一読に値する。

😭 ヨシハラは「龍と太陽」の中で海上自衛隊と中国海軍を比較して以下のような結論を提示している。 兎角、「中国人民解放軍は『数』で自衛隊に勝るものの、練度や装備、性能では自衛隊のほうがずっと上。 米海軍大学の研究によると、その数は2030年までに530隻以上になると予想している。

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中国は日本の国家意思を自由にできる手段と能力を自国の海軍力が有していると確信していて、北京が暴力を使って脅威(例えば日米同盟)に対抗する可能性を高めている。 中国は、日本に対して不満がある時には輪縄を締め上げ、協力したい時は緩めたりして、日本にシグナルを発信している。

😗 日系米国人。 ・中国政府の海軍に対する信頼も、以前には見られなかったほど高まっている。

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米海軍大学の研究によると、その数は2030年までに530隻以上になると予想している。