☮ 「つごもり」は陰暦の月の最終日または下旬のこと。
11(その後、)日が暮れる頃に、(夫・兼家からの)手紙が来た。
〈訳〉 正月ごろに、二、三日、夫である兼家様が来なかった時、私がよそへ出かけようとして、「兼家様が来たら、渡しなさい」と召使に言って、書いておいた歌を渡した。
☢ 更には、歴史的にも非常に重要な時代に生きており、日本史を学ぶ上でもとても興味深い人物でもあります。
14意味は「見てしまったよ」。 九月 【注1】ばかりになりて、 出でにたる 【注2】ほどに、箱 の 【注3】あるを、 手まさぐり 【注4】に開けて見れば、人のもとに やらむ 【注5】と しける 【注6】文あり。
夫をつなぎとめるために、自分の器量を磨いて自身の魅力を高めなければなりません。
🤔 」と言って、もどって来た。 」などと言っているのが当然であるのに、不愉快に思うこと、限りない。 「げにやげに」と二回続けることで協調した言い方。
1316 来合ひたりつれ ハ行四段動詞「来合ふ」の連用形+完了の助動詞「たり」の連用形+完了の助動詞「つ」の已然形。 しきり ラ行四段活用動詞「しきる」連用形 「頻る(しきる)」は後から後から続く、度重なる、続いて起こる。
意味は「素知らぬ顔をしている」。
👣 当時、男女の関係は現代のように平等という捉え方はされていなかったはず。
3浮気ばっかりしないで、ちゃんと私のところに通いなさいよっっ! 25 あるべき ラ変動詞「あり」の連体形+当然の助動詞「べし」の連体形。
意味は「した」。
🐝 読みは「ながつき」。 他の女性に送る手紙を見ると、ここへ(あなたが訪れること)は、途絶えようとしているのでしょうか。
6意味は「驚きあきれること」。
道綱の母は、ちょっとしたお出かけをする間にも、「もし兼家様が私が留守の間に来たらどうしよう。
✋ 「いかに」の次の 「か」が 係助詞なので、結びは連体形になる。
15」とて、いみじくよよと泣けば、われもえせきあへねど、いみじさに、戯れに言いなさむとて、「さて鷹飼はではいかがしたまはむずる。 心の中で思われること(を歌にすると)、 と、なろうか。
5 やらむ ラ行四段動詞「やる」の未然形+意志の助動詞「む」の終止形。