ヒグマ と 老 漁師。 本当の共生とはどういうものか【NHKスペシャル「ヒグマと老漁師~世界遺産・知床を生きる~」】(感想)

⚑ ウトロでは「番屋」という観光客だけでは無く地元の方にも愛されている海鮮居酒屋へ立ち寄りました。

その様子を彼は見届けて、 「ほれ、また獲れた。 これは根本的な問いだな、と思う。

😙 あまりにも小屋に近づいて来たら、「ここは人間の場所だ。

11
とにかくめっちゃ人間とヒグマが近い。 同地区に住む大瀬さんと仲間の漁師らの協力が各種管理関係者や公園の管理活動に必要不可欠であった。

😙 それから、ヒグマを殺さず、叱ることで共存するようになった。 ヒグマというと、人間からは危険視されていて、目撃すれば罠などで捕らえたり、処分の対象となったりします。

20
発信機をつけたり、タグを付けたり、といった管理方法は採られません。 しかし、ここ19号番屋では、午後3時頃から漁師が外作業をし、そのすぐ横でヒグマがエサを採っている、という光景がみられます。

✔ 定置網など漁の準備をする漁師とその知覚を歩くヒグマの写真などはこの辺りで撮られたものが多いそうです。

大瀬さんの自己信頼に学ぶ。

🙃 それでも水揚げの干したホッケを狙ってヒグマが浜の小屋に来れば、大瀬初三郎さんは「クマにも躾が必要」と棒一本でヒグマを追い払う。 ハハハ。

10
大瀬初三郎さんは1964年、知床が国立公園に指定された年にルシャ地区の定置網漁で漁業を営んできた。

😆 また、この地域の自然環境やヒグマの存在を知らずに訪れる公園利用者の指導なども行い、人々の安全も守ってきた。 視聴者である私には真っ白い綺麗な車の列が文明の侵略のように見えた。

6
この世界の第一線で戦っている選手たちも大瀬さんの人柄には敬意を抱き感動していたことがとても印象的でした。 けれど、それは一朝一夕に生まれるようなものではない。

⚛ 熊に魚は絶対に与えない。 ヒグマが近づいてくると「こら!来るな!」と大声で叱りつける。 ただ、個人的にはオヤジのような近いけど、きちんとお互いの壁を意識するような関係性に自然的なものを感じるので、こういう考えをもう少し世界に広まっていいのではと思う。

5
老漁師は、30年ほど前のある日、知らない間に近づいていたヒグマに驚いて思わず発した怒号でヒグマが退散したことから学んだのでした。